説明
家庭用ナローバンドUVB光線治療器から照射される波長は309-313nmの極めて狭い領域が中心です。
つまり、紫外線UVBの波長から有害領域をカットし、治療に有効な領域のみを抽出することで、有効かつ安全な治療ができるようになりました。
ナローバンドUVBの治療メカニズム
波長311nmのナローバンドUVB紫外線療法の作用機序として
①サイトカイン・ケモカインというからだの細胞から放出され病気を抑えたり、悪くしたりする物質への影響
②接着分子という細胞と細胞をつなぐ物質への影響
③アトピー性皮膚炎や乾癬の病因となる“問題のあるT細胞”のアポトーシス(細胞の自殺)誘導
④病状を抑える制御性T細胞の誘導などがあります。
このうち③のT細胞のアポトーシス(細胞の自殺)誘導が重要で、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬の原因となる真皮に浸潤した“問題のあるT細胞”を波長311nmのナローバンドUVB紫外線により自殺させて取り除き、病状を改善することができます。
また、④の病状を抑える制御性T細胞の誘導によって病状のよい状態を長続きさせることができると考えられています。
レビュー
レビューはまだありません。